バレーボールのチーム分け:コートとビーチで公平に分ける方法
「全体レベル」だけでバレーボールのチームを分けると、決まったパターンで失敗する。数字上は互角に見えても、片方のチームは攻撃を組み立てられず、もう片方はできる——原因はほぼ同じで、2人のセッターが同じチームに偏ってしまったからだ。バレーボールでは、誰が上手いかを見る前に、誰が何の役割を担うかを見る必要がある。以下の方法は、まず役割で分け、その後にレベルで調整する。
サッカーと同じようには分けられない理由
サッカーなら弱い選手がいてもチームは成立する。ボールは回り、全員が触れ、スコアは苦しくても試合は続く。バレーボールはそうはいかない。攻撃はレセプション、トス、アタックという明確な役割を持つ3回のタッチに依存しているからだ。安定してトスを上げられる人がいなければ、2本目は雑な強打か、適当に相手コートへ返すだけのボールになる。選手が下手だからではなく、プレーを組み立てるパーツが欠けているために試合が止まってしまう。
だから「平均レベルが似ている」だけでは試合は公平にならない。平均的な実力が同じ2チームでも、トスを上げられる力が片方に偏れば完全に不公平になる。
4ステップの方法
ステップ1 セッターを先に分ける
まず、安定してトスを上げられる人——ボールを上に返すだけでなく、攻撃につながる2本目を組み立てられる人——を見極める。他の誰かを分ける前に、各チームにセッターを1人ずつ配置する。本物のセッターがグループに1人しかいない場合は、事前に相手チームに伝えておく。誰かが代役を務めることになるが、その役割が本来のものでなくても、残ったメンバーの中で最も指先のタッチが正確な人を選ぶとよい。
ステップ2 レセプションが上手い人を分ける
レセプションは最初のタッチであり、それが乱れるとセッターは思う場所にボールを置くことすらできない。セッターの次に、サーブを最も確実に受けられる人を見極め、各チームに1人ずつ配置する。この手順を飛ばして「誰が一番強く打つか」に直行するグループは、レセプションも攻撃も上手いチームと、攻撃するのに十分きれいなボールが一度も来ないチームに分かれてしまう。
ステップ3 身長と攻撃力を分ける
ここでようやく、より分かりやすい基準が登場する。ネット際でよくブロックできる人、最も強くアタックを決められる人だ。背が高い選手や打撃力の強い選手は、セッターやレセプションの分配と同じように、交互に両チームへ振り分ける。
ステップ4 残りは全体レベルで調整する
3つの重要な役割がすでに分かれているので、残りのメンバーは全体レベルで振り分け、弱い人や強い人が片方に偏らないよう交互に配置する。ここは通常の抽選と同じ常識でよい——交互に、まとめて同じチームに放り込まない。
12人の実例(体育館で6人制2チーム)
| ステップ | 選手 | 基準 | チーム |
|---|---|---|---|
| 1 | ジョアン | セッター | A |
| 1 | マリナ | セッター | B |
| 2 | ペドロ | レセプション最上位 | B |
| 2 | アナ | レセプション2番手 | A |
| 3 | ルーカス | 最も背が高くブロックが得意 | A |
| 3 | ビアンカ | 最も強いアタック | B |
| 4 | ディエゴ | 全体レベルが高い | B |
| 4 | ソフィア | 全体レベルが高い | A |
| 4 | ラファエル | 中級レベル | A |
| 4 | ダナ | 中級レベル | B |
| 4 | テオ | 初心者 | B |
| 4 | カルラ | 初心者 | A |
チームA: ジョアン、アナ、ルーカス、ソフィア、ラファエル、カルラ チームB: マリナ、ペドロ、ビアンカ、ディエゴ、ダナ、テオ
各チームにセッター1人、レセプションが強い人1人、身長・攻撃型の選手1人、全体レベルの高い人1人、中級者1人、初心者1人が配置される。「実力ポイント」の合計ではなく、この役割ごとの分配こそが両チームを同じように機能させる。
14人の実例
14人はきれいに6人制2チームには収まらない。プレー場所によって2つの方法が有効だ。
- 体育館の場合上記の方法で6人制2チームを作り、各チームに補欠を1人残す。1セットごとに補欠がレギュラー1人と交代するよう決めておけば、誰も試合中ずっとベンチに座ることなく、出場中のチームは常にコート上6人を保てる。
- 砂浜でのカジュアルな試合の場合同じ方法(セッター→レセプション→攻撃→残り)をそのまま適用し、各チーム7人ずつの2チームを直接作る。全員が同時にプレーし、誰も外れないようにしたい場合に向いている。
砂浜では違うのか
公式のビーチバレーは16メートル×8メートルの砂コートで2対2で行われ、リベロも交代もない——各ペアはセットの最初から最後まで、コート上のメンバーだけでプレーする。しかし、友人同士でビーチバレーをする人のほとんどはこの形式を厳密には守らない。1面に2人しか入れないため、10人や12人のグループ全員がプレーするには複数コートかペアのローテーションが必要になる。だから友人同士の砂浜では、公式のペアよりも体育館のバレーボールに近い4対4や6対6が最も一般的な形式になる。
このように試合を組む場合も4ステップの方法は有効だが、1つ調整が必要だ。砂浜では体育館のリベロが担う「守備専門」の選手がほとんどいないため、誰が一番強く打つかを見る前に、低いボールをよく守れる人により重みを置く。その守備がなければ、ボールはプレーを終わらせるためにセッターまで届くことすらない。
グループが実際に2対2でプレーする場合は基準が変わる。そこには固定された役割がないため、ペアを公平にするには常に攻撃寄りの人と守備寄りの人を組ませ、グループの中で最も弱い2人を同じペアにしないことが重要になる。
グループに本当にトスを上げられる人がいない場合
これはとてもカジュアルな試合ではよくあることで、プレー自体は問題なく続けられる。変わるのはステップ1の基準だけだ。トスが上げられる人を探す代わりに、普段は攻撃やレセプションをしている人でも、全体的に最も指先のタッチが良い人を探し、本物のセッターと同じように両チームに振り分ける。試合は両サイドとも少し雑になるが、公平さは保たれる。
役割で選ぶより抽選のほうがいいのか
誰がトスやレセプションが上手いかを誰も気にしないカジュアルな試合なら、ランダムな抽選のほうが早く解決し、えこひいきの不満も出ない。参加者がすでに決まっていてチームを早く分けたいなら、Squadbのチーム分けツールを使って自動的に分け、その上でこの記事の方法を手動で適用し、上の例の2人のセッターのように誤って同じチームになった人を入れ替えるとよい。
チームを決める前に、バレーボールは1チーム何人かとコート上の各ポジションの役割を知っておくのも役立つ。それが分かれば、グループの中で誰が知らず知らずのうちにその役割を果たしているか見抜けるようになる。