バレーボールは1チーム何人?コート上の6人とリベロ、控え選手
バレーボールは、ネットを挟んで両チームともコート上に6人で試合をする。この人数は試合中ずっと変わらない。ただし、これはチームの全員ではない。公式戦のメンバー表には最大12人、FIVBの公式シニア国際大会では最大14人まで登録でき、さらに特別なルールで動く最大2人のリベロが加わる。
数字だけ知りたかったなら答えは「6人」だ。この先は、控え選手が何人いるのか、リベロに何ができて何ができないのか、なぜ選手は得点のたびにポジションを移動するのか——試合をただ見るのと、理解しながら見るのとの差になる部分だ。
コート・登録メンバー・控え:大事な3つの数字
| 項目 | 人数 |
|---|---|
| コート上の選手(1チーム) | 6人 |
| メンバー表の標準登録人数(一般ルール) | 最大12人 |
| FIVB公式シニア国際大会での登録人数 | 最大14人 |
| 1チームが指名できるリベロ | 最大2人(登録が12人を超えると2人必須) |
| 同時にコートに立てるリベロ | 1人だけ |
| 控え(6人の先発とリベロ以外) | 登録メンバーの残り全員 |
実際のクラブチームや代表チームは、12人か14人でメンバー表を組むことが多い。先発6人、試合に出ているリベロ、そして残りを控えアタッカーと2人目のリベロに分ける形だ。アマチュアの大会や会社・大学のトーナメントでは、この人数をきっちり揃える必要がないことも多く、ケガの際に交代できる人数さえいれば6人プラスアルファでも十分に運営できる。
コート上の6つの役割
バレーボールにはサッカーのサイドバックやフォワードのような固定ポジションはなく、ローテーションのたびに各選手のコート上の場所が変わる。ただし戦術的な役割ははっきり分かれている。
- セッター — 2本目の球を誰に託すかを決め、攻撃を組み立てる。チームの司令塔。
- オポジット — 主要な得点源になることが多く、ローテーションではセッターの対角に位置し、主にネットの右側から攻撃する。
- アウトサイドヒッター(2人) — ネットの両サイドから攻撃し、相手のサーブレシーブも担う。攻守ともに最も万能な選手であることが多い。
- ミドルブロッカー(2人) — ネットの中央付近でプレーし、ブロックと速い攻撃が主な役割。
- リベロ — 守備とレシーブの専門職。詳しくは次の章で説明する。
ローテーションが全員をコートのすべての場所に通過させる仕組みなので、ミドルブロッカーもセット中のどこかでサーブの位置に立ち、アウトサイドヒッターが後衛に回ることもある。選手ごとに変わるのは、その場所で果たす戦術的な役割であって、ポジションそのものではない。
リベロは普通の交代選手ではない
リベロはバレーボール初心者を最も混乱させる存在だ。通常の選手交代としてカウントされずにメンバーに加わるからだ。FIVB公式ルール(2025-2028)によると:
- 後衛のポジションでしかプレーできない。ボールが完全にネットの上端より高い位置にあるときは、コート内でもフリーゾーンでも、どこからでもアタックを完了できない。
- サーブ、ブロック、ブロックの試みはいずれも禁止。 完全に守備とレシーブ専門の役割だ。
- リベロと前衛選手の入れ替え(リベロ・リプレースメント)は回数無制限で、そのセットの通常交代回数には含まれない。条件は、入れ替えの間に1つのラリーが完了していることだけだ。
- リベロは残りの選手とはっきり違う色のユニフォームを着用し、審判や観客が即座に見分けられるようにする。
- 1チームはメンバー表に最大2人のリベロを登録できるが、同時にコートに立てるのは1人だけ。FIVB公式シニア国際大会では、登録人数が12人を超える場合、リベロ2人体制が必須になる。
つまりリベロは、交代枠を使わずにレシーブと守備を強化できる代わりに、サーブ・ブロック・アタックの局面では使えないという割り切りの上に成り立っている。
ローテーション:なぜポジションは得点のたびに変わるのか
サーブを受ける側のチームがラリーに勝つと、得点とサーブ権の両方を得る。次のサーブの前に、その6人全員が時計回りに1つずつポジションを移動する。1番(サーブの位置)にいた選手は6番へ、2番にいた選手は1番へ、という具合だ。
この強制的なローテーションがあるからこそ、優れたアタッカーもサーブとレシーブができなければならない。セットのどこかで、その選手はコート上の6つのポジションすべてを経験することになる。ローテーションの順番を間違えるとポジショナル・フォルトとなり、相手に得点が入る。だからこそチームは、セットが始まる前にベンチで正しい順番を確認する。
「通常の」選手交代にも上限がある
リベロの入れ替えを除けば、各チームが行える選手交代は1セットにつき最大6回まで。しかも即興を許さないルールがある。先発選手はセット中に1回だけコートを離れて戻ることができ、必ず同じローテーションの位置に戻り、最初にその選手の代わりに入った同じ控え選手としか再度交代できない。同じ先発選手のために、後から別の控え選手を投入することはできない。
トップチームが交代を慎重に使うのはこのためだ。セットの早い段階で使い切ってしまうと、第4セットや第5セットの勝負どころで打つ手がなくなってしまう。
屋内バレーボールとビーチバレーの違い
「バレーボールチーム」で検索してビーチを思い浮かべていた人への補足を一つ。ビーチバレーは1チーム2人で行われ、リベロもいなければ同じ形のローテーションもない、FIVBが別途定めた独自ルールの競技だ。この記事の内容はすべて屋内(インドア)バレーボールを対象にしている。体育館や学校、Vリーグのような主要リーグで行われている形式だ。
よくある質問
コート上の選手が6人未満でも試合を続けられる? このフォーマットでは続けられない。ケガや退場でコート上に6人をそろえられず、交代できる選手も残っていない場合、その試合は「不完全」と判定され、そのチームはセットまたは試合を失う。
控え選手は何人になる? 登録メンバーの人数による。12人登録なら、先発6人を除いた6人が控えになる。14人登録なら8人だ。試合に出ているリベロは控えではなくコート上にいる点に注意。
リベロはコート上の6人の1人として数えられる? そうだ。プレー中は後衛の選手の場所に入るだけで、チームは常にちょうど6人でコートに立っている。そのうちの1人がたまたまリベロというだけだ。
友人同士でバレーボールの試合を企画していて、グループを6人ずつの2チームに分けたいなら、Squadbのチーム分けツールが参加人数がきれいに12で割り切れない場合でも自動で振り分けてくれる。