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上海開催The International 2026、決勝とスイス方式、Dota 2最大大会の賞金

公開日
読む時間 1 min
紫と金色のトーンで決戦を表す抽象的な中央スクリーンを配した、上から見たeスポーツアリーナの様式化されたエディトリアルイラスト

2026年8月23日の今日、上海のOriental Sports CenterでThe International 2026の決勝が行われる。対戦カードはTeam Spirit対Team Vision、5本先取制。両者がこの大会で対戦するのはこれで3度目で、過去2回はいずれもTeam Visionが勝利した。一方のTeam Spiritは、どの組織も成し遂げたことのない大会3度目の優勝を狙う。

決勝進出までの道のり

Team Visionは2024年末に設立されたセルビアのeスポーツ組織だ。設立から2年足らずで世界最大のDota 2大会の決勝に進出し、上位ブラケットでは一度もシリーズを落としていない。Team Resilience、続いて前回王者のTeam Falconsを撃破し、8月21日には上位ブラケット準決勝でTeam Spirit自身を2-1で下した。これはTI 2026における両者2度目の対戦で、1度目のグループステージでもTeam Visionが2-0で勝利していた。

Team Spiritはより厳しい道を歩んできた。同大会の2度の優勝経験を持つ(2021年はPSG.LGD相手、2023年はGaimin Gladiators相手に3-0のスイープでOGに続き史上2番目の2度優勝組織となった)。Team Visionに2度敗れた後、一度負けたら後がない下位ブラケットを勝ち抜く必要があり、下位ブラケット決勝でTeam Yandexを2-0で破り決勝進出を決めた。今日勝利すれば、史上初の3度目の優勝を果たすことになる。

16チームが8チームに絞られるまで:グループステージのスイス方式

TI 2026は8月13日、16チームによるスイス方式のグループステージで開幕し、16日まで行われた。この方式には固定の対戦表がなく、各ラウンドで戦績の近いチーム同士(2勝同士など)が対戦し、3本先取制で行われる。

通過ラインは3段階に分かれる。

  • 戦績上位3チームはグループステージの残り試合を戦わずに本戦へ直接進出
  • 4位から13位の10チームは追加の敗者復活ラウンドを戦い、5チームが勝ち上がり5チームが敗退
  • 下位3チームは敗者復活の機会なく直接敗退

最終的に、無敗の3チームと敗者復活を勝ち抜いた5チームの計8チームが本戦に進む。

本戦:ダブルエリミネーションから決勝の5本先取制へ

8月20日以降、本戦進出した8チームはダブルエリミネーション形式で対戦する。1シリーズ負けても即敗退にはならず下位ブラケットに回り、そこで2度目の敗北を喫すると大会終了となる。決勝を除く全シリーズは3本先取制、決勝のみ5本先取制で、これが今日の優勝を決める形式だ。

Team VisionとTeam Spiritの道のりはまさにこの仕組みを反映している。Visionは一度も2連敗せず上位ブラケットを勝ち上がり、Spiritは唯一Visionに一度敗れたため、下位ブラケットで全員に勝ち続ける必要があった。

優勝賞金はいくらか

TI 2026の総賞金額は約290万ドルで、以下のように分配される。

順位賞金(USD)
1位1,235,379
2位377,934
3位261,574
4位174,422
5-6位各145,332
7-8位各116,242
9-13位各52,267
14-15位各29,090
16位14,545

これは、同じ上海で開催されたTI 2019の3,430万ドルや、eスポーツ史上最大の賞金額となったTI 2021の4,000万ドルに比べて大幅に少ない。かつてはBattle Pass(旧Compendium)の売上によって賞金が年々膨張し、持続不可能になっていた。それ以降Valveは、ファンがチームや選手を直接支援するバンドル方式に切り替えた。支払い額の半分は応援先のチームや選手へ、30%が賞金プールへ、残りの20%はValveの取り分となる。Valve自身が拠出する基本賞金額は160万ドルで、残りは大会期間中のバンドル販売から積み上がった。

大会運営者が参考にできる点

スイス方式とダブルエリミネーションの組み合わせは、規模を問わずどの大会にも共通する課題を解決する。単純トーナメントは調子の悪い1日で敗退させてしまい不公平になりやすく、総当たり戦は参加数が増えると現実的でなくなる。スイス方式は総当たりに比べて試合数を抑えつつ毎ラウンド実力の近い相手と対戦させ、ダブルエリミネーションは1敗だけで大会から去るチームをなくす。

8〜10人を超える友人同士の大会やアマチュアリーグを運営するなら、この組み合わせは検討に値する。上海は2026年、eスポーツの大舞台に縁が深い。TIから数か月後には、異なる出場条件ながら同様の緊張感を持つValorant Champions 2026も同都市で開催される。