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フットサル ポジション 戦術 コート

フットサルのポジション:GK・フィクソ・アラ・ピヴォを解説

公開日
読む時間 1 min
GK、フィクソ、アラ、ピヴォの配置を示したフットサルコートの図

フットサルにはゴールキーパー(GK)のほかに4つのフィールドプレーヤーのポジションがある。フィクソ左アラ右アラピヴォだ。「今日はフィクソやって」と言われて意味が分からないなら、答えはシンプル。GKのすぐ前に位置する最後尾のフィールドプレーヤーで、マークを組織し、ボールを奪った瞬間に攻撃を始める役目を持つ。ただしフットサルを少しでも組織的にプレーするなら4つとも理解しておく価値がある。実際の試合では全員がこの4つを行き来する。

サッカーと違い、これらのポジションは固定された配置ではない。コートは狭く、常にハイテンポで、4人のフィールドプレーヤーは1分間に何度もポジションを入れ替える。名称は戦術を整理するためのものであり、誰かを一箇所に縛るためのものではない。

GK:最初のフィールドプレーヤー

フットサルのGKはゴールを守るだけでなく、足でプレーを組み立てる実質的なフィールドプレーヤーでもある。FIFAの競技規則では、相手陣内であれば制限なく足でボールを扱いながらコート全体を自由に動くことが認められている。制限があるのは自陣内だけで、ボールを4秒以上保持できず、相手が触れない限り味方から自陣で再びボールを受け取ることもできない。実際には、GKは大人数サッカーのリベロ型GKに近い、攻撃の最初の組み立て役になる。

フィクソ:守備の組織者

フィクソはGKのすぐ前に位置する最後尾のフィールドプレーヤーだ。ポルトガル語で「固定」を意味し、後方に控えてエリアを守り、相手のピヴォを最初にマークする基準点という発想からきている。守備専門に見えるが、ボールを奪った瞬間にアラへパスを配球し、攻撃の起点になることも多い。

アラ:チームのエンジン

左右のアラはコートのサイドを担当し、マークと攻撃サポートを絶えず入れ替える。フットサルの速いテンポの中で攻守を往復するため、試合中もっとも走るポジションであることが多い。スタミナと速いパスを持つアラは、コートが狭く空いたスペースがすぐ得点機になるため、マークを容易に打ち破れる。

ピヴォ:攻撃の基準点

ピヴォは最前線でプレーし、多くの場合相手に背を向けてパスを受け、味方が到着するまでボールをキープするか、自ら反転してシュートを打つ。大人数サッカーのセンターフォワードに相当するが、接触はより近い。フットサルではピヴォが相手ディフェンダーに「密着」してプレーし、体を使ってボールを奪い合うことが多い。

フライングGK:ルールを覆すポジション

フットサル初観戦者を最も混乱させるプレーの一つが「フライングGK」だ。チームが正GKをゴールから外し、代わりにフィールドプレーヤーを一人加える戦術で、実質的に5人のフィールドプレーヤーでプレーする。多くの場合、フィールドプレーヤーがGKのビブスを着てその役割を担い、本来のGKは最前線でプレーする。

これは計算されたリスクだ。攻撃に一人加わる代わりに、ボールを失えばゴールが無人の状態でハーフウェイライン付近から失点する危険がある。そのためフライングGKが使われるのはほぼ二つの場面に限られる。ビハインドの終盤で全てを賭ける時、あるいはトップレベルのチームが数的優位を作るために計画的に使う戦術システム(いわゆる「パワープレー」)としてだ。

フォーメーション:4つのポジションのコート上の組み立て

フットサルに絶対的な単一フォーメーションはない。もっとも古典的なのは1-2-1のダイヤモンド型で、フィクソが後方、両アラが両サイド、ピヴォが前方に位置し、コート上に菱形を描く。この記事の4つのポジション名の由来もこの形だ。ここから試合展開に応じてチームは変化する。

  • 1-2-1(ダイヤモンド) — フィクソ、両アラ、ピヴォが明確に分かれる基準フォーメーション。攻守のバランスが良い。
  • 2-2(スクエア) — 独立したフィクソを置かず、後方2人・前方2人で構成。ブロックでプレスをかけ、パスの三角形を増やしたいチームが使う。
  • 3-1 — 守備に3人、前方に1人だけ。リードしている時に結果を守りたい時や、フライングGKで攻めてくる相手に対して使われる。
  • 4-0 — 後方に固定される選手がおらず、4人全員が常にローテーションする。フィジカル・戦術ともに最も要求が高く、ポゼッションと絶えざる回転を優先するチームが採用する。

同じチームが1試合の中でスコアと残り時間に応じて3つ、4つのフォーメーションを使い分けることもある。フットサルのポジションチェンジは、この競技が認めるフライング交代と同じくらい流動的だ。

練習試合でチームを分ける時のポジション配分

友人同士の試合でチームを組む時は、それぞれの特徴を見て誰がどこでプレーするか決めるとよい。まずGKを先に決める。最も専門性の高いポジションで、拮抗した試合の結果を左右しやすい。本当にゴール前が好きな人を選ぶか、はっきりした希望者がいなければ交代制にする。試合をよく読める人をフィクソに置く。最速である必要はなく、マークを組織し、ボールを持って上がるタイミングを見極められる人がよい。走り続けられる人をアラに回す。コート上で最もフィジカル負荷が高いポジションなので、スタミナがあるほどサイドで機能する。ゴールに背を向けてプレーするのが自然な人をピヴォに任せる。プレッシャー下でボールをキープし振り向きざまに決めるには、最速の選手より体の使い方がうまい選手が向いている。

フットサルはフライング交代が無制限なので、この配分は固定する必要はなく、特に大人数なら試合中にポジションを回してもいい。参加者がすでに決まっていて、誰がどこでプレーするか決める前にまずチーム分けだけ素早く済ませたいなら、Squadbのチーム分けツールが両チームのバランスを保ちながら自動で分けてくれる。

ポジションでチームを分けた後、交代のルールは通常のフットサルの試合と同じだ。フットサルチームの選手数と交代ルールを見れば、試合の組み立てをさらに詰められる。

よくある質問

フットサルにセンターバックというポジションはある? その名称ではない。相当する役割はフィクソで、最後尾に位置し守備を組織するが、大人数サッカーのセンターバックよりずっと頻繁に攻撃に加わる。

ピヴォが試合中にフィクソをプレーすることはある? ある。頻繁に起こる。フットサルのポジションは各選手の主な戦術的役割を示すもので、固定された配置ではない。ピヴォが守備を手伝うために下がり、フィクソが決定機のために上がることは珍しくない。

フットサルで最も走るポジションは? 一般的にはアラだ。フットサルの激しいテンポの中で、守備でも攻撃でもコートの片側全体をカバーするためだ。