ポジション別チーム分けの方法:GK・DF・MF・FW
ポジション別に分けるとは、選手をGK・DF・MF・FWのグループに分け、それぞれのグループの中だけで抽選してからチームを組み立てることを指す。グループを合体させるのはその後だ。この一手間が、完全ランダムな抽選にありがちな失敗——片方のチームにGKが一人もおらず、もう片方には4人のFWが同じボールを取り合っている状態——を防ぐ。
完全ランダムな抽選が失敗する理由
全員の名前を一つの箱に入れてポジションを分けずに抽選すると、結果は運任せになる。しかも各ポジションの人数が少ないと、その運は思っている以上によく外れる。
具体的な例で見てみよう。14人の選手のうちGKが2人いて、完全ランダムに7人ずつ2チームへ分けるとする。1人目のGKをどちらかのチームに固定すると、残り13枠のうち6枠がそのチームに属する。2人目のGKが同じチームに入る確率は6/13、ほぼ**46%**だ。つまりこの人数構成でランダム抽選をすると、ほぼ2回に1回は片方のチームにGKが2人、もう片方に0人という結果になる。
グループ全体でGKが1人しかいない場合、これはもう確率の問題ではなく確定事項になる。何度抽選をやり直しても、どちらかのチームは正式なGKなしで試合を始めることになる。
同じことがFWやDFにも言える。各ポジションの人数が少ないと、運は分散ではなく偏りを生む。
層別抽選の方法
専門用語では「層別抽出」と呼ばれるが、やり方自体はシンプルだ。
- 選手をポジション別のグループに分ける。 GKを1グループ、DFを1グループ、MFを1グループ、FWを1グループにする。複数ポジションをこなす選手は、その日いちばんプレーする頻度が高いポジションのグループに入れる。
- グループ内だけで抽選する。 グループ間ではなく、GK同士、DF同士というようにグループの中でシャッフルする。
- グループごとに交互にチームへ振り分ける。 最初に引かれたGKをAチームへ、2人目をBチームへ。最初に引かれたDFをAチームへ、2人目をBチームへ、3人目は再びAチームへ、という具合に続ける。
- グループを合体させる。 各チームは全ポジションから比例した人数を得る。GKなしのチームは生まれず、FWだけのチームにもならない。
具体例
14人の選手を7人ずつ2チームに分ける、バランスの取れた例:
| ポジション | グループ全体 | Aチーム | Bチーム |
|---|---|---|---|
| GK | 2 | 1 | 1 |
| DF | 4 | 2 | 2 |
| MF | 4 | 2 | 2 |
| FW | 4 | 2 | 2 |
各チームは7人、同じ構成——GK1人、DF2人、MF2人、FW2人——で仕上がる。各ポジションから誰がどちらのチームに入るかは抽選のままだが、全体の構成はもう運任せではない。
グループがきれいに割り切れない場合
現実には、各ポジションの人数がちょうど2で割り切れる形で集まることは少ない。5人のMFを2チームに分けるなら、片方は3人、もう片方は2人になる。これはどうしても避けられない。
余りをいちばん公平に扱う方法は次のとおり。
- 余った選手をどちらのチームに入れるかも抽選で決める。 都合で決めない。
- 固定メンバーのグループなら、余りを担当する週を交代する。 今日Aチームが余りのMFをもらったなら、次の余りはBチームに回す。
- 複数のポジションで余りが出る場合、境界線上の選手を隣のグループに移すことも検討できる(守備的なMFをDFグループに入れるなど)。ただし本人がこなせないポジションを無理に任せないことが前提だ。
GKの扱い:最も個別のルールが必要なポジション
ランダム抽選が最も崩れるのはGKだ。グループ全体でGKが1〜2人しかいないことが多いからだ。いくつかのケースと対処法を挙げる。
- 2チームに対してGKが2人——シンプルなケース。1チームに1人ずつ、どちらがどちらへ行くかだけ抽選で決める。
- GKが1人だけ——どちらのチームが引き取るかを抽選で決める。もう一方のチームはフィールドプレーヤーからの志願者を立てるか、前半と後半でGKを貸し借りする。
- GKが誰も申告されていない——抽選の前に志願者を募るか、GKを引き受けてもいいDFの中から抽選で決める。同じ人がいつもGKに固定されないよう、試合ごとに担当を回す。
- 2チームに対してGKが3人——1チームが2人になる。控えのGKはフィールド(多くはDF)でプレーするか、同じチーム内で前後半を分けて担当する。
形式ごとのポジション別最低人数
仲間内の試合で各ポジションに何人必要かという公式団体のルールはない。それは選手同士で決めることだ。形式によって変わるのはチーム全体の人数で、そこから各セクションを空にしない最低限の配分を計算できる。
| 形式 | フルチーム | GK | DF | MF | FW |
|---|---|---|---|---|---|
| 11人制サッカー(フルコート) | 11 | 1 | 3〜4 | 3〜4 | 2〜3 |
| 7人制サッカー | 7 | 1 | 2 | 2〜3 | 1〜2 |
| 小規模の人工芝コート(6〜7人、コートの広さによる) | 6〜7 | 1 | 2 | 2 | 1〜2 |
これらの数字は出発点であって、絶対のルールではない。いつもFWを多く、DFを少なくして遊ぶグループなら、別の配分で合意すればいい。大事なのは両チームが同じ構成になることであって、外部の表に従うことではない。
ポジションとレベルを組み合わせる
ポジション別の抽選はチームの構成を解決するが、実力のバランスまでは解決しない。レベルが大きく異なる2人のGKが敵チームに分かれることは依然としてありえる。ポジション別の層別抽選をした後は、各グループの中でさらにレベル別のフィルターをかけると、各ポジションの最強選手が同じチームに集中するのを防げる。サッカーチームをバランスよく分ける方法では、その2段階目をティア制度で詳しく解説している。
チーム分けでポジションを無視することは、実は主催者が最もよくやってしまうミスの一つだ。サッカーチーム編成でよくある5つのミスでは、これと他の頻出する問題を扱っている。
誰がどのポジションかすでに把握していて、あとは振り分けだけが必要なら、Squadbのチーム分けツールがポジションとレベルを同時に考慮しながら層別抽選を自動で行ってくれる。
よくある質問
ポジション別抽選は普通の抽選より時間がかかる? 準備段階で少し時間がかかる——先に選手をポジションごとに分ける必要がある——が、抽選そのものの速さは変わらない。差が出るのは所要時間ではなく結果だ。
2つのポジションが得意な選手はどうする? 本人の好みではなく、その日チームが最も必要としているポジションのグループに入れる。人数が足りないグループを埋めるのに役立つ。
8人のような小さいグループでもポジション別抽選する価値はある? むしろその方が価値は大きい。グループが小さいほど、GKが一人だけ間違ったチームに入ったときの影響は大きくなる。人数が少ないほど、ランダム抽選の確率は悪化する一方だ。